Mar 15th 17
3月も半ばというのに寒い日が続いています。
以前、京都に住んでいた頃は「お水取りが終わるまでは(寒い)」とよく言われていました。
お水取りとは奈良の東大寺で行われる、観音様にお供えする水を汲んで供える「行」のことで3月12日の深夜(厳密には13日ですね)に行われます。
「行」の道灯りとしての大松明が二月堂を駆け巡って火の粉が舞う様はニュースなどでご覧になった方もいらっしゃるでしょうか。
寒の戻りが一番強い中でのお水取りの様子を映像で見て「これでMAXの寒さは終わり、お彼岸を過ぎると暖かくなる」と言い聞かせていたように思います。
そんな京都の寒さを思い起こすほどの今日の寒さ、これがMAXの寒さ、にして欲しいですね。
二十四節気では、春分は第四。
昼(陽)の時間が最も短くなる冬至から、徐々に陽のある時間が延びて春分で昼と夜の時間がほぼ同じになります。
「暑さ寒さも彼岸まで」の春分のお彼岸の時期は寒さから温かさ、陰から陽へのバトンタッチの時期なのです。
この時期体調を崩す方も多いのは、寒さと温かさが拮抗する時期だから。
東洋医学ではこのように陰と陽の変化がある時期は身体にも同じように変化が訪れると言われ、無理をしないで養生することが大切とされています。
なんだか体の調子がスッキリしないのが今の時期。
身体も春の準備をしています。何事も「ほどほど」を意識してパワーをためてくださいね。
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