Apr 26th 16
熊本・九州の震災におきまして、被災されました皆さまに謹んでお見舞い申し上げます。
今月14日の熊本県、益城町で震度7の激しい揺れを観測する地震が
発生したあと、16日には益城町と西原村で本震とされる震度7の揺れを観測する地震が発生しました。
熊本県のみならず大分県でも震度1以上の揺れは今日26日朝までに909回に
上っているそうです。
また、15日から17日までの揺れは1日に100回を超え、12日経過した昨日でも24回も揺れたという状況で、
揺れていなくても揺れているような感覚で、「船酔いみたいだ」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
被害に遭われている多くの方が、屋内ではなく車で寝泊まりされているというのも
「いつまた大きいのが来るか」という思いからでしょう。
そのためエコノミー症候群の懸念も多く、震災の二次的被害も起きてきています。
日々の当たり前の生活ができない中、いつ終わるか先行きが見えてこない不安、本当に大変な毎日を被災されたかたは過ごされていると思います。
常に対応しなければと身構えているような緊張感が続く事で、
からだは自律神経の1つである交感神経が完全に優位になっている状態だと思います。
「活動の神経」である交感神経と「リラックスの神経」とも言える副交感神経のバランスで人は恒常性を維持しています。
交感神経が優位になることで、ストレスが強くなってしまい心身の不調へとつながってしまいます。
安心出来る環境を整える事がまずは優先されますが、被災されている皆さんが「今はふつうの状態ではない」という前提の中、
少しでもリラックスできるように、自他共に意識して関わっていく事がたいせつと思います。
一刻も早い収束と安全と安心が実感できるようになることを、心より願っております。
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