Mar 26th 14
ぽかぽか陽気到来! でもなんだか眠い春。
時間があればいくらでも眠っていたいような・・・・。これって睡眠不足?
「眠れていますか?」と伺うとたいていの方は睡眠時間を答えて、その質について述べる事が出来る方はかなり意識が高い(もしくは睡眠に不満を感じている)方という印象があります。
総務省の平成23年度の社会生活基本調査によると、平均睡眠時間は男性が7時間49分、
女性は7時間36分で、過去25年間の睡眠時間は男女ともに減少傾向にあるようです。
「寝る時間が少ない」という状態が満足な睡眠が得られていないという意識につながっているのかもしれません。
先日、厚生労働省は11年ぶりに健康づくりのための「睡眠指針」を改訂しました。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000041498.pdf
そこでは、<必要な睡眠時間は人それぞれ>とし
<年齢や季節に応じて昼間の眠気で困らない程度の睡眠>を勧めています。
おおよその睡眠時間は6時間から8時間の範囲で自分が日常生活で睡眠不足を意識しない睡眠状態がベストとのこと。
「時間」でくくるのではなく自分の状態を知っておいて、昼間の眠気を感じたら昼寝をしたり熟睡出来るように対応することが大切。
また「眠れていない」と強く意識してしまうと不眠につながり、眠っていても満足が得られない「意識」が残ってしまいます。
そのような場合は、布団に入って眠気を待つのではなく
<眠くなってから寝床に入り、起きる時間は遅らせない>ことを勧めており、
これは身体のリズムを保つためにも大切です。
春は、冬と夏のバトンタッチの季節。
心身ともに環境に応じてかわってゆき、睡眠の状況も少し変化する時期です。
お昼時に何となく眠気を感じたら、ちょっと自分の睡眠に意識してみてはどうでしょう。
睡眠についての簡易診断などができるサイト
睡眠医療プラットフォーム
http://sleepmed.jp/platform/index.html
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