Oct 31st 12
最近欲しいなと思っているものの1つに「笑い袋」があります。
確か、握り拳ほどの大きさで赤い袋に笑い顔がプリントされていて、
袋の中にあるスイッチを押すと、激しい笑い声がえんえんと流れる、
70年代に流行った、あれです。 今でもあるのかな。
ばかばかしいのだけど、その笑いを聞いていると、つられて何故か同じようにひぃひぃと笑ってしまう。
ワタシ、 笑いが足りないのかしら(笑)
笑う事で、脳が刺激されて神経へ伝わり、そこで免疫機能ホルモンが分泌され、
がん細胞の殺し屋として有名なナチュラルキラー細胞が活性化されたり、
モルヒネの数倍もの鎮痛作用と快感作用のあるベーターエンドルフィンのホルモンが大量に分泌されることなど、
その効果が絶大であることは近年よく知られるようになりました。
心から笑えればいいけれど、そうでない作り笑いや笑ったふりでも同様の効果
(マンハイム大学のステッペル博士が行なった「笑顔に似た表情を強制的に作ると感情もポジティブになる」という実験が代表的)
が、あるらしく、これは「顔面フィードバック効果」といって、目や耳、鼻、口、皮膚などの感覚器官に入った情報が、
脳に伝達され「嬉しい感情」としてキャッチされ、脳からの情報で筋肉が動かされ、筋肉の動きが再び脳を刺激して・・・
と、繰り返されるのです。
おもしろくなくとも、心から笑わなくとも、形から入る事でいつしか、愉快な気持ちになるというしくみ。
あんまり笑えないご時世でもちゃんと愉快な気持ちが味わえるように、人の身体はなんとうまくできていることでしょう。
最近なんとなくツマラナイ気分でいらっしゃるなら、ちょいと笑顔をつくってみてはいかがでしょうか。
*笑顔が久しぶりで顔がひきつってしまう方には、ホットタオルで顔を温めてからやると効果倍増です。
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