Jul 29th 11
8/2は土用の丑。
うなぎの蒲焼きのポスターが目につきます。
蒲焼きのいい香りをかぐと何となくやる気が出るのは私だけでしょうか。
土用の丑の日に、うなぎを食べて精をつけようという宣伝をしたのは、幕末の学者である平賀源内だと言われています。
夏場にうなぎが売れない事を相談された源内が、「本日、土用丑の日」と書いた張り紙を張り出したところ、大繁盛。
万葉集にも
「石麻呂に 吾物申す 夏痩せに よしといふものぞ うなぎ取寄せ」と大友家持が歌っているように、古くからうなぎは夏バテに効くものだとされていたようです。
また語呂合わせの好きな日本人は丑の日には「う」のつくものを食べると良いという迷信があったところから、そのことを知っていた知識人、源内が考案した名コピーだったのですね。
このコンサルがあったから、今も「土用の丑にはうなぎ」という食養生を兼ねた習慣が定着したと思うと凄いですね。
さて、体調がすぐれないと同時に意欲も低下しがち。
脳内の神経伝達物質(セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンなど)の低下で起きるとされているうつ病。
ビタミンB群は、このセロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質の合成や、栄養素からエネルギー源を作る過程に大きく関与する大事な栄養素です。
中でもビタミンB6は軽度のうつ状態の改善に役立つという報告もあります。
うなぎには、ビタミンB1、B2をはじめ、免疫力をあげるビタミンA、D、EやDHA、EPA、 ミネラル(鉄、亜鉛、カルシウム)など疲れたカラダとココロを元気にする栄養素がたくさん含まれています。
心身ともにバテている時に「うなぎ」。おススメです!
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