Jun 15th 10
6月に入り、梅雨の季節がやってまいりました。
今年は気候や気温が暦の通りに定まらず、アップダウンの多い年。
衣かえのタイミングが難しかったのも記憶に新しいですね。
さて、そんな移り変わりやすい昨今の気候の中、6週間分の気温を記憶し自分のデータベースから最適な時期に花を咲かせるという驚きの植物がハクサンハタザオ(写真)
気温が短期間に上下しても、それに惑わされず季節に応じて花を咲かせる秘密が解明され
このたび発表されたとのこと。
http://www.asahi.com/science/update/0608/OSK201006080083.html
生育が気候に左右されやすく、根を張った場所から動くことができない植物にとって、外界環境に上手に合わせ、判断することはいのちをつなげられるかどうかの大事なこと。
植物に、いのちをつなぐためのこんな凄い力があったなんて驚きですね。
私たち人にも、呼吸、体温、血圧など体内の環境を一定に保つ恒常性維持機能という、いのちを守る大きな力があります。
この機能を維持するのに重要な役割をするのが全身の機能をコントロールしている自律神経。自律神経のバランスが乱れるとさまざまなトラブルが起きることはよく知られています。
自律神経を正常に機能させるのに良い方法が、頭で考えるのではなく五感で感じること。つまり、外から得た情報だけで処理するのではなく、自身の感覚で感じて対応すること。
たとえば、お天気予報だけに頼らず、膝が痛いとか髪がちぢれるとか、自分なりの天気が悪くなるサインに注目してみる。時間が来たから食事摂るというスタイルではなく腹時計にゆだねてみるとか。
このハクサンハタザオのように自分を守る本来の力をもっと意識して、日常生活を送ってみてはいかがでしょう。
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