Jul 7th 09
最近、「男にだって更年期障害があるらしい」という話をちらほら耳にします。
本来「更年期」とは、女性の閉経を区切りに女性ホルモンの減少により起きた身体的変化が安定するまでの時期を言い、女性特有のものとされていました。しかし、男性も年齢を重ねるに従い、男性ホルモンが減少してくることがあり、ということは「男性にだって更年期がある!」と言えそうです。
特に女性に比べて、男性の男性ホルモンの減少は非常に穏やかで、40代〜50代にかけ徐々に減少していく傾向にあるようです。「何となく〜」から「最近おかしいなあ」と少しずつ感じてくるのはそのせいかもしれません。
40代、50代、60代の働き盛りの皆様、こんな症状ありませんか?
○ 体力、筋力が落ち、すぐ疲れてしまうなあ。
○ やけに怒りっぽく、イライラするっ。
○ やたらと物忘れが激しいし、集中できない感じがするなぁ。
○ 眠りが浅く、すぐ目が覚めちまう。
○ 憂鬱な気分が抜けない。
○ パートナーとなんだかうまくいかないなあ。
○ やけに汗かくなあ。暑くもないのに・・・。
○ おしっこのキレが悪いっ!
男性の更年期障害は自律神経症状よりも、精神神経症状として現れることが多く、社会人間として重要な責任を持つ年代のために陥りやすい中高年のうつと非常に良く似ていて区別が付きにくいようです。
「あれえ、俺はうつなのかあ〜?」と不安になる前に、なんだか「調子が悪いな」と感じたら、まず、ご自身が気になる箇所を受診してみてください。(例えば・・・血圧が高いのが気になれば循環器、忘れっぽいなら脳神経科など。あるいは、かかりつけ医から紹介してもらう方法もいいですね)
その結果,特に身体的な異常が見られなければ(おめでとうございます)「今までのような無理がきかないのだな」という事を自覚して、これを機会に、ライフスタイルの見直しをしてみませんか。
家族と過ごす時間を増やしたり、趣味やスポーツなどを楽しむ様に心掛けることも必要かもしれませんね。
何より早めに身体のサインに気づき、対応されることが大切です。
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