Dec 30th 08
歳を重ねるごとに時間の経過が早くなってきた、という気持ちになることはありませんか?
「時間の長さの主観的評価は、人の年齢の逆数に比例する」この経験則を心理学でジャネーの法則と呼んでいます。
例えば3歳の子どもの1年は、その子の人生の1/3だけど、50歳の大人の1年間はその人生の1/50ということになります。
同じ時間の長さなのに、年齢に応じ(経験則)変化するのですね。
これからも、1年の経過の速さを思い知らされる、ことになっていくということですね。
とはいえ、日常では実際の時間の経過を感じる間もなく過ぎていきます。
そこでお勧めしたいのが、どこかで時間を止めること。 もちろん時間は止めることは出来ませんから、自分でふと立ち止まってみること「ふりかえる」ことをしてみては如何でしょうか。
ワークショップの後(最後のワーク)にも「ふりかえり」という事を行います。
「ふりかえる」という事は、文字どうり「過去を見て、検討する」という意味で、一旦客観的に一度自分の中で、結果や状況を検証しその時の感情も見直し、そして評価してみる。
その作業を自身で実施して、「ふりかえり」の場で参加者全員の前で語るというのがワークショップにおける「ふりかえり」です。 語ることで、自分でも思ってもいないことを表現したり、その場で気付くこともあります。ワークショップでの「ふりかえり」は、そのワークに参加した自分の検証と実感(確認)ができる大切な時間です。
自分が過ごした1年をふりかえることができる、年末年始。
1年のお疲れさまと、新年の抱負を考えるにも「ふりかえり」は如何でしょうか。
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