Jul 14th 08
お昼ご飯を食べて、さあ午後の仕事にとりかかろうといったとき、何だかモヤ〜と眠気が襲ってきたりしませんか。食後に眠くなるのは、消化活動が始まると、脳内で「食事終了!」のサインと共に「眠ってよし!」という情報に切り替わるからといわれています。これは我々が本来持っている「体内時計」に関係しているようです。この「体内時計」は脳のある部分によってコントロールされていて、それによって生体リズムが形成されています。この生体リズムにより眠気のピークは夜の11時頃と昼間の1〜2時頃の2回あると言われています。昼食後、眠気を感じるのは、生体リズムから見ても自然な生理現象だったわけです。
実は現代人がかかえるストレスの中で、「睡眠不足」が占める割合は非常に多いというのをご存じですか。また眠りたいのに眠れない、という睡眠障害の経験がある人も非常に多い現代です。身体と脳、こころを休めるためにも睡眠は大切です。
この「睡眠不足」を解消させるためには、生体リズムにハマッたお昼寝をおすすめします。昼寝により、ビジネスでよく使う論理的な思考に向いた左脳よりも、インスピレーションや創造力の源となる右脳のはたらきが活発になるため、独創的なアデアが浮かびやすい環境になるとも言われています。軽い眠気を追い払う仮眠を取るなら、15〜30分程度で十分。脳が仕事の緊張から一時解き放たれることでリフレッシュができるのです。よく工事現場などでお昼休みに昼寝をされている光景を目にしますが、午後からの仕事の安全を確保するためにも理にかなったことといえるでしょう。日本の職場環境では昼寝は難しいかもしれませんが、部内で昼寝タイムなどを設けてもいいかもしれません。眠くなったら昼寝。それがストレス軽減に効果をもたらしそうです。
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