Apr 30th 08
富士ゼロックスが、コーポレートロゴを一新しました。世界共通の「xerox」は柔らかい曲線で構成された小文字で、今までの大文字でシャープな書体とは大分イメージが異なります。グローバルなデザイン状況に詳しい知人によると、小文字、ソフトな文字は欧米の潮流だそうです。そういえば、日本でも、丸みのある文字が増えていますね。
また、球体のシンボルマークは、「お客さまとのパートナーシップ」「社会との連携」「グローバル・カンパニー」を表現しているとのことです。これまでのシンボルは、Xをモチーフにしたデジタルなイメージでしたので、こちらもだいぶん印象が変わりました。
さらに、ロゴと密接に関連づけていたブランドスローガン”THE DOCUMENT COMPANY”も4月からは使用しないそうです。
今回のリニュアルからは、大変身を遂げようというゼロックスの並々ならない決意が伺えます。では、実態をどのように変革しようとしているのでしょうか。少なくとも今回のデザイン変更は、従来のデジタル技術力の高さ、といったハード面から、よりヒューマン・リソースの力に依拠したサービス等、ソフト面にも注力していきたいという意思を感じさせます。
イメージ・チェンジが実態の変革を促すか…。私は、しばらくゼロックスに注目したいと思います。
http://www.fujixerox.co.jp/release/2008/0318_newlogo.html
「CI・ブランディング」一覧へ