Sep 20th 07
二つの側面をお話ししておく必要があります。ひとつは「誰にブランディングするか」、もうひとつは「何をブランディングするか」です。まずは「誰にブランディングするか」についてですが、簡単に言うと、一般的に企業ブランディングのほうが商品ブランディングよりも対象が多岐にわたる、ということです。商品は、直接の顧客や流通が主な対象になりますが、企業はそれ以外のステークホルダー(利害関係者)、特に社員、投資家などを重要な対象としています。商品ブランディングはマーケティング戦略と密接ですが、企業ブランディングは、より上位の理念、ビジョン、経営戦略と密接に関連します。従って、アプローチ手法は重なる部分が多いのですが、重点の置き方が異なることになります。
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