Aug 9th 07
CIについて話題にしていると、時々、金太郎飴の話が出てきます。組織のどこを切っても同じ顔、つまり社員の言動や印象が同じになることが望ましいという考えです。VI(ビジュアル・アイデンティティ)のあり方についても「統一性」を重んじる考え方があります。あなたは、こうした考えに賛同されますか。実は、金太郎飴も「統一性」も、柔軟性を著しく欠いた統制型の組織文化を組成する危険性を孕んでいます。事業環境の変化が激しい現代、また自立的個人と組織の共生が望まれる時代にはなじみません。
指向すべきは、「同じ顔の金太郎飴」というよりも「いろいろな表情のある金太郎飴」といった、「統一性」よりも「一貫性」ではないかと考えるこの頃です。
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