Jun 28th 07
個人情報の漏洩がたびたびニュースになっています。また、いままでになく、製造責任を問われる事故が頻繁に起きています。企業では、こうしたことを未然に防ぐために、リスクマネジメントの観点から、業務プロセスを見直し、業務フローに二重、三重のチェックを入れるようになります。性悪説に立つ限り、この判断は適切ですが、確実に社員のモチベーションを阻害し組織の活力を奪い、組織とその構成員の信頼の絆が薄れていく恐れがあります。
CI、企業ブランディングは、あえていえば性善説に立脚しています。構成員が共感できる価値観、実現意欲を感じるビジョン、顧客などのステークホルダーへの約束を、組織内で深く共有することに注力することで、不信を前提とした仕組みの導入を最小限にすることが期待できます。
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